KCF製絶縁ガイドピン この製品の特徴と使用効果


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Nasseel IS

材料名 : KCF

KCFは、表面皮膜処理によって絶縁性を有する特殊ステンレスです。
耐酸化性、耐食性にも優れています。

KCFの材料特性
■絶縁層表面拡大、表面硬度特性

項目へジャンプできます。
 
 
 
 
 
 
 
※表記の数値は目安であり、この値を保証するものではありません。  
 
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■絶縁特性比較
KCFを加工して表面処理を施した際に得られる絶縁特性は以下の通りです。

 
特殊ステンレス
KCF
ステンレス
SUS304
セラミックス
Al2O3

樹脂
ナイロン

樹脂
紙入り
ベーク

樹脂
布入り
ベーク

固有抵抗
(Ω)
2×108
72×10-6
1014
6×1012
1×1010
1×1012

絶縁破壊電圧
(V)

150
-
104
1.9×104
-
-
引張り強さ
(Mpa)
560
520
-
88
80
100
伸び
(%)
25
40
-
50
2
2
曲げ強度
(Mpa)
-
-
350
103
180
160
ビッカース
硬さ
(kgf/mm2
表面1300
内部200
200
1400
-
-
-
絶縁特性
×
強度
×
×
×
耐熱性
×

磁性
加工性
×
コスト
×
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■材料成分
Cr Al Si Mn Ti Fe
20  3 0.4 0.3 0.3
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■物質的特性
比重
×103kg/m3
融点
ºC
比熱
j/kg・ºC
(2J〜100ºC)
熱膨張係数
×10-7/ºC
(25〜800ºC)
磁性
7.3 1475 0.12 132 強磁性
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■機械的性質
0.2%耐力
N/mm²
引張り強さ
N/mm²
伸び
硬さ
Hv
412 559  25 200

《高温における機械的性質》
KCFの高温強度はオーステナイトステンレス鋼に比較してやや劣ります。
本合金を高温で使用される場合には、荷重や自重のあまりかからない構造をとるか、場合によっては補強材を使用することが必要です。
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■耐酸化性
KCFの大きな特徴として、優れた耐酸化性が挙げられます。
これは、基本成分であるクロムとアルミニウムの相乗効果によるもので、KCFが高温に加熱された場合、
合金表面に生成するAl2O3が大きな役割を果たしています。
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■高温腐食特性
KCFは高温燃焼中の酸化雰囲気に対しても良好な耐食性を示します。

【耐食性】  
試験条件 重量変化量 g/m²・h
KCF SUS310H
NaCl中         900ºC×25h -  200 -  250
大気中酸化  1200ºC×50h +    20 -  400
H2Sガス中    900ºC×  3h -  600 -  1900
浸炭試験     1200ºC×10h 0 35000

試料 重量変化量 g/m²・h
KCF -  60    
15Cr-7Fe-2.5Ti-Ni -  180    
25Cr-5Al-Fe -  350    
30Cr-20Fe-Co -  680    
SUS310S -  8900    
SUS304 -  14500    
  燃料:C重油                       加熱温度:600h
  燃焼ガス温度:720〜790ºC     ばく露後脱スケール
  ガス流速:40〜45m/s

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